「HPVワクチン」は子宮頚がんを予防する唯一の策 大規模調査で、健康被害とは無関係との結果

公開日: 更新日:

 20~30歳代の女性で増加している子宮頚がんは、がんの中でも数少ない「予防できるがん」だ。唯一の予防策がワクチンを打つこと。無料接種できる年齢が決まっており、1997年度から2006年度生まれの女性においては、その期限が来年3月に迫っている。

 ◇  ◇  ◇

 子宮頚がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染で発症する。

「藤沢女性のクリニック もんま」の門間美佳院長が言う。

「現在一番多く接種が行われている9価のHPVワクチンは、子宮頚がんの原因となる80~90%のHPVの感染を予防します」

 WHOは患者10万人あたり4人以下になった状態を子宮頚がんの撲滅と定義。世界各国でHPVワクチンの接種に取り組んでおり、接種完遂率が80%を超える国もある。たとえばイギリスでは接種率が女性86%、男性81%。昨年11月には「2040年までに子宮頚がんを撲滅する」との目標を発表している。

 一方、日本の接種率は1.9%(2019年)。これほど接種率が低いのは、健康被害の訴えにより2013年から2021年まで「積極的勧奨」が差し控えられていたため。積極的勧奨とは、市町村が接種を促す案内を各家庭に送ったり、さまざまな媒体で接種を積極的に呼びかけること。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    《タニマチの同伴女性の太ももを触ったバカ》を2発殴打…元横綱照ノ富士に大甘処分のウラ側

  2. 2

    日本ハムは「自前球場」で過去最高益!潤沢資金で球界ワーストの“渋チン球団”から大変貌

  3. 3

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  4. 4

    年内休養の小泉今日子に「思想強すぎ」のヤジ相次ぐもファンは平静 武道館での“憲法9条騒動”も通常運転の範囲内

  5. 5

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  1. 6

    『SHOGUN 将軍』シーズン2撮影中の榎木孝明さん「世界的な時代劇映画のプロデュースに関わりたい」

  2. 7

    横綱・豊昇龍が味わう「屈辱の極み」…大の里・安青錦休場の5月場所すら期待されないトホホ

  3. 8

    和久田麻由子アナがかわいそう…元NHKエースアナを次々使い潰す日テレの困った“体質”

  4. 9

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  5. 10

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に堕ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体