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中川恵一東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

市川由紀乃が闘病生活を告白…卵巣がんは女性ホルモンの影響大、未産もリスクに

公開日: 更新日:

 卵巣は骨盤の奥にあり、一般に早期はほとんど症状がありません。症状があったとしても、腹部膨満感や軽い腹痛などで生理不順は恐らくがんとは関係ないでしょう。卵巣がんが英語でサイレントキラーと呼ばれるゆえんです。進行がんで見つかることが多く、ステージ1で見つかった市川さんは不幸中の幸いといえます。

 進行すると、下腹部がしこりのように硬くなる、頻尿、便秘、腹水でお腹が張る、などの症状が見られます。

 卵巣がんは乳がんなどと同様に女性ホルモンの影響を受けるため、排卵回数が多い女性や子宮内膜症がリスクで、50代がピークです。

 卵巣がんは、子宮頚がんをチェックする細胞診や乳がんを調べるマンモグラフィーのような検診手段がなく、未産婦の方などは要注意です。

 再発を抑えるには、卵巣や卵管に加え、リンパ節などもまとめて広く切除することが重要で、そうすると、閉経前の女性の場合、卵巣が分泌する女性ホルモンが途絶えるため、女性ホルモンの補充が必要になります。

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