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中川恵一東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

市川由紀乃が闘病生活を告白…卵巣がんは女性ホルモンの影響大、未産もリスクに

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 卵巣がんをめぐっては遺伝子の影響が注目されていて、米女優アンジェリーナ・ジョリーがその影響からがんの予防目的で13年に乳房を、15年に卵巣と卵管を摘出したことが話題になりました。実はアンジェリーナは卵巣がんや乳がんを発症しやすい「BRCA1遺伝子変異」を持っていて、これがあると「遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)」により、血縁に若くして卵巣がんや乳がんが相次ぐことが分かっているのです。

 また、BRCA2の変異も卵巣がんのリスクになります。両親から1の変異を受け継ぐと、卵巣がんに生涯かかるリスクは40~60%で、2は同様に10~20%とされます。これらの変異を持たない人は1~2%ですから、その影響の強さが分かるでしょう。前立腺がんやすい臓がんでも、これらの変異が関係することがありますから、これらのがんに若くしてなった人が血縁者にいる場合は、男性も要注意です。

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