米保健当局がワールドカップで本当に警戒する「エボラではない感染症」
こうした伝染病に比べると、エボラ熱はずっと重篤な症状を引き起こす一方で、感染の広がり方は大きく異なります。現在のアウトブレイクはアフリカの紛争地域を中心に起きており、感染経路も、空気感染や飛沫感染ではなく、主に患者の体液との接触によるものです。そのため一般のワールドカップ観戦者の間で広がる可能性はずっと低いと見られています。
とはいえ、アメリカ政府がエボラ熱への警戒を緩めているわけではありません。直近にコンゴ民主共和国、ウガンダ、南スーダンに滞在した一部の非米国市民については入国を制限。米国市民についても入国時の検査や監視を強化しています。
人が動けば伝染病も動く。保健当局にとっては、エボラのような「怖い病気」だけでなく、はしかのような「広がりやすい病気」への、いっそうの警戒が必要な夏となりそうです。



















