(3)血液型でクスリの効果や副作用が異なる? 心筋梗塞やがんの薬の研究で判明
またこの薬は、A型に対して効果を発揮するものの、O型では再発予防効果が出にくいともいわれています。
がん治療に使われるペムブロリズマブ(免疫チェックポイント阻害薬の一種)も、血液型によって効果が異なることが指摘されています。とくに非小細胞肺がんに使用した場合、O型の患者は非O型(A・B・AB型)の患者よりも生存期間が長くなるという研究結果が報告されています。
結核患者に使われるリファンピシンなどは、肝臓を痛める副作用が知られています。
しかしそのリスクは、O型では低く、非O型の中でも特にAB型の人で高いことが報告されています。
新型コロナでは、重症化すると血管内に生じる微小血栓が、肺・腎臓・肝臓などの毛細血管に詰まって多臓器不全を起こしやすくなりますが、とくにA型とAB型のリスクが高いことが分かっています。そのため、それらの血液型の患者には早めに抗凝固薬を投入するべきだという意見が出てきています。
このように、血液型に応じて薬の効き目や副作用の違いが、少しずつ明らかになってきました。ただし、現時点ではそれが治療の際に考慮すべき決定的な差であると証明されたわけではありません。将来的には、血液型に応じて治療方針や薬のタイミングなどが調節されるようになるかもしれません。 =つづく



















