(8)手術=ETSで「正常な発汗」に近づける
この作業に要する時間は片側なら30~40分、全身麻酔の前後処置も含めると合計2時間程度になります。日帰りでも可能な手術で、入院であっても1泊2日、もしくは術後2~3日で退院とする医療機関が一般的です。
費用は片側あたり3割負担(高額療養費適用後)で8万円が目安です。残念ながら、現時点ではどの医療機関でも受けられる治療ではありませんが、今後は増えていくことを期待しています。
最後に、原発性局所多汗症の患者さんは汗をかく自分を恥ずかしいと感じたり、性格の問題だと思い込んだりすることがあります。しかし、本人の努力不足や精神的な弱さが原因ではありません。汗のために生活に支障があるなら我慢する必要はないのです。
治療法も、手や脇であれば、まず保険適用の外用薬を試し、効果が不十分なら内服薬、注射、手術へと段階的に進めばいいのです。症状の部位や重症度、生活への影響によって、適した治療法は異なります。ひとりで悩まず、まずは専門の医師に相談し、自分に合った治療を知ることが第一歩です。 (おわり)


















