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天変地異の前触れなのか 埼玉カラス大量死の不気味

 埼玉県で昨年12月30日から今月6日までにカラス111羽の死骸が見つかり、騒ぎになっている。カラスの死骸が見つかったのは入間市、狭山市、所沢市にまたがる半径3キロ内と熊谷市。カラスに外傷はなく、検査の結果、鳥インフルエンザでもなかったという。

 県でも「今までにこれほどの数の死骸が見つかったことはなく、何が原因か分からない」(みどり自然課)というから、ネット上では大騒ぎ。3・11の前月にもカラスの大量死が秋田県で発見されていたことから「大地震の前兆か」なんて臆測まで飛び交っている。

 奇妙なのが、カラスの胃の中が空だったことだ。

「カラス博士」こと宇都宮大学農学部の杉田昭栄教授(動物形態学)は「死因は餓死ではないか」と話す。
「半数の鳥は越冬できないといわれ、冬にカラスが死ぬこと自体珍しいことではありません。カラスの基礎代謝は42度と高く、寒さに弱い。3、4日エサを食べないと、体力が落ちて動けなくなってしまいます。冬になると、集団で集まって寒さをしのぐ習性があり、この冬の急な寒さが重なり、たまたま大量死に見えたのだと思います」

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