• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

天の川がハッキリと<八丈島(上)>

 光化学スモッグとヘドロが社会問題となっていた高度経済成長の時代。当時子供だった私は、天の川とは、七夕の日の運が良い年だけ見えるものだと思っていた。

 東京都八丈町。東京から南へ287キロ、伊豆七島の中では最も南に位置する島。

 無数の星が瞬く夜空に、天の川がハッキリと見えていた。台風20号は大きく東にそれ、はるか東の海上を移動中。

「これなら天の川がハッキリ見えますよ」という島美人の言葉を聞いて、夜更けに島の西海岸へ足を向けた。

 足元も見えない暗闇の中、海岸べりに立つと、風がびゅーびゅーと音を立てて吹きつけた。目が慣れてくると、闇夜にぼんやりと波頭が白く浮かび上がり、眼下の岩場に打ち付けて砕け散るのが見えてくる。

 星空を背景にうっすらと浮かぶ八丈小島の島影の少し左、天の川が斜めに流れている。織姫と彦星も左右に輝いている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    浮いた話もなし…波留の“私生活”がベールに包まれるナゾ

  2. 2

    90年代はやりたい放題だった…とんねるずへのノスタルジー

  3. 3

    野田聖子氏周辺に疑惑 仮想通貨「GACKTコイン」接点は?

  4. 4

    なぜ? 「大阪万博」スポンサーに米国カジノ企業が次々と

  5. 5

    乃木坂46白石麻衣 不可解なドタキャン騒動に大ブーイング

  6. 6

    安倍首相を守り栄転 太田理財局長は“論功行賞”で主計局長

  7. 7

    48歳・仙道敦子「この世界の片隅に」で女優復帰の舞台裏

  8. 8

    ユニクロの狙いは? フェデラーと“10年300億円契約”の意味

  9. 9

    安倍首相を悩ませる 金正恩の「拉致問題」への対応一変

  10. 10

    広島追撃にキーマン不在…巨人・坂本は長期離脱の可能性も

もっと見る