地元の銘酒「浜千鳥」で酒造り体験<岩手県釜石>

公開日:  更新日:

 午前7時。釜石駅前に立つと、前方左手にそびえる巨大な煙突から水蒸気の煙が勢いよく上空へ立ち上るのが見えた。戦後復興の時代、この駅前には5本の煙突が立ち並び、黒煙が24時間途絶えることはなかったという。その姿を彷彿とさせて噴き上げる、白い水蒸気に力強い活力を感じた。

 駅前のシープラザの食堂で朝食を取った。朝定食を注文。ふっくらした1匹分のサンマのみりん干しがジュージューと湯気を立てている。これが500円とは、得した気分だ。

 近代製鉄発祥の地、釜石は、豊富な水が湧き出ることがその由縁であるが、その水質も全国的に有名な名水だという。うまい水があればうまい酒も当然ある。地元の銘酒「浜千鳥」の酒造り体験会に向かう。春に隣の大槌町の田んぼで田植え、秋に稲刈り、そして今日は酒仕込み体験。20日ほど後の12月下旬には仕込んだ酒を搾り、瓶詰めしてラベルを貼って完成。年4回の酒造りの工程を、応募した一般の人が体験できる。震災よりも前から、途切れることなく続いている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    偽装離婚で資産隠し 羽賀研二を“金の亡者”に変えた原点

  2. 2

    「給料は我慢したのに」と戦力外通告の選手に言われて…

  3. 3

    劇的試合続くも外国人記者ソッポ…錦織圭はなぜ“不人気”か

  4. 4

    次女コウキのデビュー遠因か…父・木村拓哉が漏らした本音

  5. 5

    毎勤不正「組織的関与なし」幕引き図る監察委のデタラメ

  6. 6

    日テレ料理番組終了で…速水もこみち“レギュラーゼロ”危機

  7. 7

    憲法改正国民投票CMに待った「通販生活」意見広告の趣旨は

  8. 8

    ハゲタカ勢も虎視眈々 日産vsルノーついに始まる株争奪戦

  9. 9

    「笑点」歴代司会者で一番やりづらかったのは前田武彦さん

  10. 10

    愛娘の元彼・羽賀を“希代のワル”と見抜いた梅宮辰夫の慧眼

もっと見る