日刊ゲンダイDIGITAL

  • facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

味と品揃えが格段進化 “フリーズドライ”が大ブームのワケ

 一昔前のフリーズドライ食品は、即席麺の具やインスタントスープが関の山。しかし近ごろは驚くほど種類が増えている。具だくさんのみそ汁は当たり前で、カレーやシチュー、リゾットにパスタ、親子丼の具に切り干し大根の煮物まで、フリーズドライだけで夕食のおかずが揃ってしまうほど。その盛り上がりは第3次ブームともいわれている。なぜ今、フリーズドライなのか。

■素材の良さを壊さない保存方法

 カラカラに乾いたフリーズドライ食品。味も栄養素も飛んでしまっていそうだが、「全く逆。フリーズドライは他の保存方法に比べ、素材の良さを限りなく壊さない点で優れているんです」と言うのは、1969年の創業からフリーズドライ一筋の「コスモス食品」(兵庫県)の松島肇さん。その秘密は製法にあるという。

 フリーズドライは、凍らせた食品を真空状態に置いて乾燥させる技術。気圧の低い真空下では、凍らせた水分、つまり氷は水に戻らず一気に水蒸気に“昇華”する。そのため、氷のあった部分には無数の穴がスポンジのように開く。お湯を注ぐとこの穴に水分が入り、瞬間的に元の状態に戻るのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事