開発に3年「アラビックヤマト」“ざる”が課題突破のヒント

公開日: 更新日:

 文房具の世界は、「これじゃなきゃ!」といわれるようなロングセラー商品が多い。ヤマトの液状のり「アラビックヤマト」もそのひとつだ。1975年の発売以来、均一でなめらかな塗り味を追求。圧倒的な使い勝手のよさで、市場をリードし続けている。

 でんぷんのりの「ヤマト糊」を創業商品に持つヤマト。老舗メーカーにひとつの転機が訪れたのは70年代初めのことだ。

「女性の社会進出が進み、手を汚さずきれいに塗れるのりが求められた。速乾性や接着力アップも課題で、それらすべてをカバーする商品としてアラビックヤマトを開発した」(取締役ゼネラルマネジャーの秋吉珠元氏=写真)

 ネーミングの由来は天然アラビアゴムが主成分のアラビアのり。欧州中心で使われていたそれは、先端に海綿を使用した容器が特徴。逆さにすると海綿を通してのりが染みだし、手を汚さずに塗れる便利さがあったが、海綿が固まりやすく価格も高いため、普及は限定的だった。そこでアラビックヤマトは、容器の利点は残し、海綿の代わりに「特殊スポンジキャップ」を搭載。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日産の“暴君”と対決した元広報マンはゴーン事件をどう見る

  2. 2

    劇的試合続くも外国人記者ソッポ…錦織圭はなぜ“不人気”か

  3. 3

    元カノ小川アナは結婚…櫻井翔“クソ甘えん坊”の険しい前途

  4. 4

    上沼恵美子が試される…フジテレビの“実験”は吉と出るか

  5. 5

    元スピードスケート五輪銅 山中宏美さんは銭湯でヨガ講師

  6. 6

    野茂英雄氏と借金トラブル 元1億円投手の佐野慈紀さんは今

  7. 7

    遠のく錦織GS制覇…稚拙なチームとマネジメントに疑問の声

  8. 8

    また怪統計か 2018年「貯蓄ゼロ世帯」大幅改善のカラクリ

  9. 9

    トランプに平和賞?推薦した安倍首相に問われる“見識”<上>

  10. 10

    一体何が…大坂なおみ“心の支柱”サーシャ氏と決別の衝撃

もっと見る