薬物専門家に聞く 「覚醒剤依存」再犯防ぐ最善の策とは

公開日: 更新日:

 日本の場合、一回でも違法薬物を使ったことがある人の割合は、他の先進国と比べてケタ外れに少ない。米国やカナダが半数近くなのに対し、3%以下。水際で防げる島国で、国民は順法精神があり、小学校の高学年から薬物乱用防止教育も行われている。だが、違法薬物に走った人に対するケアはおざなりだ。

■「薬物依存は治療が必要な病気」

「どれだけ教育し規制を強化しても、薬物に手を染めてしまう人は必ず出てきます。そして薬物依存は、意志が弱いから発症するのではありません。治療が必要な病気なのです。依存症になってしまうと、脳が薬物を持ってくるように命令するそうです。自らの意志では止められません。だから、再犯を止めるには、周囲の手助けが欠かせないのです。かつては米国でも、薬物事犯者は刑務所に入れて更生させようとしていました。でも、刑罰を科しても再犯を抑えられないことに気づき、薬物専門の裁判所“ドラッグコート”の制度を導入。薬物乱用者は治療を優先する処遇を受けられるようになりました。1989年にフロリダで始まったドラッグコートは現在、全米50州の3000カ所に及ぶ裁判所で実施されています」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「スカーレット」“老け演技”で見せつけた俳優マギーの底力

  2. 2

    緊急経済対策 中小企業向け特別融資「貸し渋り」の実態

  3. 3

    ドアノブや貨幣…物質表面でのウイルスの生存期間は?

  4. 4

    危機感が足りない?新型コロナ蔓延でも芸能人は遊びまわる

  5. 5

    安倍首相「緊急事態宣言」なぜ国民の心に響かなかったのか

  6. 6

    河井前法相が自ら20万円を 現職議員が“実弾”手渡せた理由

  7. 7

    理髪店めぐり混乱…小池知事「国と調整中」見切り発車の罪

  8. 8

    コロナ患者激白「喉に金串が刺さったような耐え難い痛み」

  9. 9

    安倍政権またもケチケチ「1世帯30万円給付」は8割が対象外

  10. 10

    藤浪ら感染の“合コン” ゾロゾロ出てきた参加者32人の素性

もっと見る