シェリーめぐみ
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シェリーめぐみジャーナリスト、テレビ・ラジオディレクター

横浜育ち。早稲田大学政経学部卒業後、1991年からニューヨーク在住。

ポリオ・ウイルスのがん治療 米国FDA指定で実用化に前進

公開日:  更新日:

 ポリオ・ウイルスによるがん治療は、デューク大学のマサイヤス・グローマイヤー(Matthias Gromeier)医師が中心となって20年以上にわたり開発、臨床実験を続けていたものです。先日、この治療がFDA(米食品医薬品局)の「画期的な治療法」の指定を受け、実用化への新たな一歩を踏み出したと発表されました。

 最初の臨床実験は2012年。悪性の脳腫瘍「膠芽腫(こうがしゅ)」と診断された当時20歳のステファニー・リプスコムさんは、最後の手段としてポリオ・ウイルス治療の最初の被験者になる決心をしました。

 ポリオ・ウイルスはがん細胞に注入されると、毒素を発生してがん細胞を攻撃するのと同時に、ヒトの免疫系を活性化してがん細胞を破壊します。

 治療の結果、テニスボール大だったステファニーさんの腫瘍は数カ月後にすっかり消え、4年後の今も再発の兆候はないといいます。この後、デューク大学では20回以上の臨床実験を繰り返し、その模様はテレビのドキュメンタリーでも紹介されて話題を呼びました。

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