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実は大量生産の旗手 「でん六豆」人気確立までの紆余曲折

「でん、でん、でん六豆、うまい豆♪」で知られる「でん六豆」は、山形県の老舗豆菓子メーカー、でん六の看板商品で、1956年の発売から今年で60周年を迎えたロングセラー商品である。

 カリッとした心地よい食感と香ばしいほのかな甘味が人気の豆菓子。その誕生は「年間を通して売れる商品がほしい」という切実な思いがきっかけだった。当時、同社の主力は甘納豆。どうしても夏場が弱かった。

「売り上げだけではなく工場の稼働も夏場と冬では偏りがあった。加えて、当時は商品形態も量り売り。常温で保管可能、かつ工場の稼働を安定させる商品開発が急務だった」(企画開発部の加藤航氏)

 でん六豆は、ピーナツに生地(衣)がけをして焙煎、最後に砂糖をかけて出来上がる。非常にシンプル。ゆえに独自性は完成度で勝負した。

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