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古くて寒い家を武器に集客 新潟県村上市の“逆転発想”

 新潟県の北端にある村上市は特産品の鮭や漆器、お茶や瀬波温泉・笹川流れといった観光地で知られる場所だが、近年、市街地の「町屋」巡り観光が注目を集めている。

「町屋」とは商家の伝統的な建築様式で、住居と店が併設され、道に面した間口は比較的狭いものの、奥行きが深いのが特徴。奥には採光を兼ねた中庭があったり蔵があったりと、表からは分からない独特の魅惑的な空間が広がっている。

 村上では戦災や大火がなかったため、市内で約300戸の町屋が残っているという。他に京都など町屋建築が多く残っているところもあるが、ここ村上では表から見るだけではなく、春のひな祭りの時季に各戸の人形を展示する「町屋の人形さま巡り」(毎年3月1日~4月3日)と、秋に屏風や掛け軸、昔の道具を展示する「町屋の屏風まつり」(毎年9月15日~10月15日)の期間に、現役で生活に使われている70軒以上の町屋が一般公開される。訪れた人々は人形や屏風に加え、この町屋空間を堪能することができる。

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