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日本の名所100選の3割が 城の周りに桜の名所が多い理由

 美しく咲き誇る桜とお城の“マリアージュ”は、日本ならではの絶景だ。堂々たる城の迫力をあでやかな桜が引き出し、桜の美しさを白壁の城が際立たせる。「日本さくらの会」が1990年に選定した「日本さくら名所100選」も、29カ所はお城がある場所だ。

 そこでふと思う。いったいなぜ、城の周りは桜が多いのか。

 城が本来の目的で使われていたころは、もっと殺風景だったという。お堀の土手に木などがあれば、視界をさえぎられて外の様子が見にくくなる。そのため、木を切り倒すことはあっても、植えることはなかったとされる。

 日本一の呼び声が高い弘前城を取り囲む桜も、明治15(1882)年に植えられたのが始まりだ。

「当時の弘前城は荒れ放題の状態だったといわれています。津軽の殿様は大政奉還を江戸で迎え、広大な土地は野ざらし同然となりました。そこで元藩士が城の周りに1000本の桜を植え、整備を始めたのです」(弘前市役所公園緑地課担当者)

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