大隅潔さん<3>大鵬さんに「一緒に風呂に入ろう」と誘われ

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「スポニチの記者さん、大将が一緒に風呂に入ろうと言ってます」

 相撲記者時代、大隅さんは取材先の二所ノ関部屋で付け人の若手力士にこう声をかけられた。

「大将とは、大鵬さんの呼び名です。風呂場に行くと、付け人が2人がかりで横綱の体を洗っていました。近づくと、『金剛(元関脇)が風邪をひいたから、麻雀のメンバーに入ってくれないか』とのことでした」

 一瞬、ギョッとしてしまったが、裸の付き合いができるほど取材対象者に食い込んでいたということ。大隅さんは先輩記者の「取材には一番最初に行って、最後に帰れ」という言いつけを愚直に守ってきた。大鵬は麻雀好きで有名だった。

「横綱の部屋には、当時珍しかった舶来品のスコッチウイスキーが山積みだった。麻雀は負けてしまったのですが、帰りにそのウイスキー2本と浴衣地をくださいました。大鵬さんといえば、“スッポン事件”も忘れがたい。九州場所でしたが、スッポンの差し入れがあるから宿舎に食べに来いと誘われた。ところが、行ってみると大鵬さんが玄関で仁王立ちしている。大きなバケツにスッポンを3匹入れて蓋をしていたんだけど、隙を見てもの凄い力で田んぼに逃げちゃったというのです」

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