“金農旋風”で脚光も…農業高校の生徒は10年前から1万人減

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 甲子園で旋風を巻き起こした金足農業高校に、ほかの農業高校の生徒や教職員、OBまでもが喝采を送った。実りの秋を前に、全国の農業従事者も元気づけられている。もっとも、TPPに代表される貿易自由化の流れもあり、ニッポンの農業は危機的状況だ。最前線の動きを追った。

 金足農の活躍は、農業高校の存在にもスポットを当てた。その昔、地方の農業高校は強固なネットワークを誇ったものだ。家業を継ぐために学力と関係なく入学する生徒も多かったし、地方政界の中枢を農業高校OBが占めるという光景も珍しくなかった。

 ところが今は、どの高校も入試の倍率は1倍程度。生徒数は右肩下がりで減り続けている。

 文科省の学校基本調査によると、農業高校は全国に292校あり、生徒数(全日制)は7万8281人(5月1日現在)。そのうちの9人がフル稼働で準優勝を果たしたことになるが、生徒数は10年前(8万8357人)に比べると1万人近くも減っている。神奈川県立吉田島農林高校が吉田島総合高校に名称を変更したように、校名から「農業」「農林」の文字を外すところも少なくない。

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