「KANOの再来」と話題 金足農がアジア圏でも大人気のワケ

公開日: 更新日:

 猫もしゃくしも金足農、金足農である。

 今夏の甲子園で秋田勢として103年ぶりに決勝戦に進出した金足農。多くの野球強豪校とは対照的に、ベンチ入りメンバー全員が地元出身というチーム構成が人気を博し、一躍お茶の間のスターに。いまやテレビで彼らの姿を見ない日はないといっていいだろう。ネットでは甲子園閉幕直後から、「金農ロス」なる言葉まで生まれた。

 吉田が代表メンバーに選出されたU18アジア選手権(9月3~9日、宮崎県)も、例年以上の注目を浴びている。8月28日に行われる大学日本代表との壮行試合のチケットは、24日の時点で完売だ。

 そんな金足フィーバーはアジア圏にも広がっている。中でも台湾での人気は高く、地元4大新聞の「蘋果日報」は、金足農が日大三(西東京)を破って決勝進出を決めた直後から、連日、大きく紙面を割いて報じているほどだ。

 台湾では日本統治下時代の1931年、嘉義農林(嘉農)が17回大会の甲子園に出場して準優勝。2014年(日本では15年公開)の映画「KANO」の題材にもなった。どちらも農業学校で準優勝、台湾人には金足農の活躍が嘉農に重なるのだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  4. 4

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  3. 8

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 9

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  5. 10

    辰己涼介は楽天と再契約が現実的…“コスプレ封印”で殊勝にアピールも、国内FA移籍は厳しい見立て

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…