出口保行さん<5>法務省を退官し「先生」という夢を叶えた

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 秘書課の前にいた民間の研究所で2年、その後は法務省のシンクタンクである法務総合研究所に3年間所属した。研究をして論文を書くのが仕事である。

「法務総合研究所では『犯罪白書』を作る部署にいました。研究官が十数人集められたところで、1年分の犯罪データを総括し分析するのです。その上で、その年に取り上げるテーマを決めていきます。他の省庁白書は、省庁の判断で発行できますが、『犯罪白書』だけは閣議を通さなくてはいけない。それだけ重みが違う白書ですから、責任も感じて取り組みました」

 小児誘拐も調査・研究した。

「全国の刑務所にいる小児誘拐をやった受刑者を相手に聞き取りをしました。彼らの6~7割は『性的ないたずら目的』だと話していました。狙う時間は、午後3~4時台。場所は路上で、対象は7~8歳。つまり、小学校1、2年生の学校帰りをターゲットにしているわけです」

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