玄侑宗久さん<5>「宗教か小説家どっちを取るかで悩み…」

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 肝臓を悪くした玄侑さんは仕事を続けられなくなり、川口市のゴミ焼却場を2年ほどで辞めざるを得なかった。26歳のときだ。

「仕事は辞めたのに、病気は一向に良くならない。どうしようもなくなって、福島に戻ってきたんですよ。はい、実家のこの寺です。で、隣の郡山市で昔から肝臓に効くといわれてきたカンニャボを薬として売り出したので、それを飲んだんです。ご存じですか? 桑畑に発生する貝の一種。マキ貝ですね。それをすり潰して飲む。今は糖衣錠ですが、そのころは粉でした。健康食品ですね。これが、てきめんに効いた! 数値がみるみる改善しました。ハハハ、ホント。今じゃ、肝臓が強過ぎて困るくらいですよ」

 体調が回復する一方で、玄侑さんの悩みは膨らんでいった。まずは修行に行ってみるか、このまま頑張って物書きを目指すか――。迷いに迷った。

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