地震では寝室を守る…災害別「防災シェルター」の使い方

公開日: 更新日:

 例えば地震の場合は、「ベッドを取り囲むタイプのシェルター」だ。就寝中の無防備な状態を守ってくれる。睡眠時間を8時間とすれば、1日の3分の1をベッドの上で過ごしている計算で、その時間の長さは無視できない。防御は大切だが、その価格を調べると、10万円から80万円までピンキリだった。

■補強に補助金を出す自治体も

 土砂崩れには、シェルターではなく「防護壁」が有効だというが、家全体を覆うのは物理的にも予算的にも無理がある。そこで、寝室の部分だけなどピンポイントで守るのがベター。そんな補強に補助金を出す自治体もある。鳥取県倉吉市は外壁の外側に鉄筋コンクリートなどで防護壁を設置すると、1平方メートル当たり9万5000円をサポートするという。

 BOCOの貴船理事によれば、「平面ではなく土砂の勢いをいなすV字形が有効」だそうだ。

「地震による津波は到達まで比較的時間があります。基本的には、高台に逃げることが第一ですが、寝たきりの家族がいるなど、どうしても逃げられないケースは、シェルターに頼ることになります」(貴船理事)

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    横浜高では「100試合に1回」のプレーまで練習させてきた。たとえば…

  3. 3

    健大高崎158キロ右腕・石垣元気にスカウトはヤキモキ「無理して故障が一番怖い」

  4. 4

    中居正広氏「秘匿情報流出」への疑念と“ヤリモク飲み会”のおごり…通知書を巡りAさんと衝突か

  5. 5

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  1. 6

    前代未聞! 広陵途中辞退の根底に「甲子園至上主義」…それを助長するNHK、朝日、毎日の罪

  2. 7

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  3. 8

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  4. 9

    あいみょんもタトゥー発覚で炎上中、元欅坂46の長濱ねるも…日本人が受け入れられない理由

  5. 10

    あいみょん「タモリ倶楽部」“ラブホ特集”に登場の衝撃 飾らない本音に男性メロメロ!