著者のコラム一覧
加来耕三歴史家・作家

昭和33年、大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科を卒業後、同大学文学部研究員をへて、現在は大学・企業等の講師をつとめながら著作活動を行っている。テレビ・ラジオ等の番組監修・出演などの依頼多数。著書に『加来耕三の戦国武将ここ一番の決断』(滋慶出版/つちや書店)『卑弥呼のサラダ 水戸黄門のラーメン』(ポプラ社)ほか多数。

「救民」の旗を掲げて叛乱を起こした大塩平八郎の人気ぶり

公開日: 更新日:
(イラスト・星山結衣)

 江戸時代後期、大飢饉に苦しむ庶民のために、身を投げ出して蜂起したのが大塩平八郎です。「知行合一」を唱えた陽明学者でもありました。

 平八郎は寛政5(1793)年、大坂天満の生まれ。先祖は代々、大坂東町奉行の与力を勤めました。平八郎は10年間の与力見習を経て14年間与力とし… 

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