加来耕三
著者のコラム一覧
加来耕三歴史家・作家

昭和33年、大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科を卒業後、同大学文学部研究員をへて、現在は大学・企業等の講師をつとめながら著作活動を行っている。テレビ・ラジオ等の番組監修・出演などの依頼多数。著書に『加来耕三の戦国武将ここ一番の決断』(滋慶出版/つちや書店)『卑弥呼のサラダ 水戸黄門のラーメン』(ポプラ社)ほか多数。

綿密な計画で本懐遂げた剣豪・荒木又右衛門

公開日:

 日本3大仇討ちといえば、曽我兄弟の仇討ちと赤穂浪士の討ち入り。加えて今回紹介する荒木又右衛門の鍵屋の辻の決闘です。又右衛門は義弟の渡辺数馬を助け、伊賀上野(現・三重県伊賀市)で仇討ちを遂げました。

 事の詳細の前に又右衛門の人となりを紹介しましょう。

 又右衛門は慶長3(1598)年、伊賀国服部郷荒木村(現・三重県伊賀市荒木)の生まれ(慶長4年説あり)。父は服部平左衛門といい、藤堂高虎に仕えて大坂の陣にも出陣しましたが、のちに牢人して岡山藩主・池田忠雄に再仕官しました。子の又右衛門は養子に出たものの、ほどなく離縁して姓を菊山、のちに荒木と改めました。

 又右衛門は30代のころ柳生三厳の弟子となり、柳生新陰流(正しくは新陰流兵法)を学んだとされています。名を荒木と改めて数年後、大和郡山松平家の剣術師範として250石で召し出されました。父の朋友・渡辺内蔵助の娘みねを娶ったのもこのころ。みねの弟が数馬のため、又右衛門と数馬は義兄弟となります。

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