牧野伊三夫
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牧野伊三夫画家

1964年生まれ。画家。美術同人誌「四月と十月」同人。著書に「かぼちゃを塩で煮る」(幻冬舎)、「僕は、太陽をのむ」(港の人)ほか。北九州市情報誌「雲のうえ」、飛騨産業広報誌「飛騨」編集委員。

南阿蘇と福岡の「クッキーと卵」に潜んでいた意外な出来事

公開日:

 福岡の恭子さんは、会うといつも小さな袋に4つか5つ入った同じクッキーを持ってきてくれる。最初にいただいたときに僕がうまいと絶賛したからだと思う。何種類かの味があり、玄米やヒジキ、ローズマリーなどがまぜて焼いてある。バターが入った甘いクッキーとは違って、硬くてどこか非常食を思わせるような素朴な味がする。

 このクッキーは、かるべけいこさんという料理家が焼いているのだという。南阿蘇の農村の古民家に住んで稲作をしたり、畑で野菜を育てたりして自給自足の暮らしをしているらしい。恭子さんがかるべさんと知り合いなので、その家を一緒に訪ねようと誘ってくれ、妻も連れて行ってみることにした。

 熊本から阿蘇の外輪山を越えていくと、牛小屋があったりしてのどかな高原の景色が広がる。途中、一昨年の震災の爪痕が残っていたが、この辺りの景色は本当に素晴らしい。かるべさん一家がここに移り住んできてから、もう25年になるそうだ。近くの温泉を案内してもらい、まきで炊いた米や畑で作った野菜の料理、自家製のスモークハムなどをごちそうになって、一夜泊めていただいた。

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