嘉門タツオ
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嘉門タツオシンガーソングライター

▽1959年3月、大阪・茨木市生まれ。高校在学中に笑福亭鶴光師匠に入門(後に破門)、ギター片手にライブ活動を始め、83年「ヤンキーの兄ちゃんのうた」でデビュー。「鼻から牛乳」「替え唄メドレーシリーズ」などヒット曲多数。33枚目のアルバム「HEY!浄土~生きてるうちが花なんだぜ~」発売中。食べログの「グルメ著名人」のコーナーが人気。年末年始に大阪・東京・名古屋でツアーを行う。

日本橋蛎殻町「すぎた」 主人の縁がつながり花開く

公開日: 更新日:

 最初は閑散としていたが、試行錯誤や創意工夫を続ける中で、締めさば、大葉とガリを巻き簾で巻いたものや、牡蠣を味噌漬けにするなどの定番も生まれた。酢飯の温度も安定し、日本酒のラインアップも充実しだした頃から徐々に軌道に乗り始めた。

 10年を迎える頃、建物もガタついてきたので、そろそろ改装しようと思っていた矢先に、女将さんのお父さんが突然倒れてテキサスの存続が不可能となった。家族で相談し、ここを寿司屋にできないかという案が出た。しかし、町内には修業先の都寿司本店がある。ありのままをご主人に伝えると、お父さんの後に入るのが筋です、遠慮なくやりなさいと言われて洋食屋が寿司屋になった。

 蛎殻町すぎたの暖簾を掲げて丸3年。和風の凛としたたたずまいだが、地下に下りる階段も、手すりも、ビルの看板も、テキサスの時のままだ。 

 そんな物語を背負って杉田さんは、今日もにこやかにカウンターに立つ。

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