牧野伊三夫
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牧野伊三夫画家

1964年生まれ。画家。美術同人誌「四月と十月」同人。著書に「かぼちゃを塩で煮る」(幻冬舎)、「僕は、太陽をのむ」(港の人)ほか。北九州市情報誌「雲のうえ」、飛騨産業広報誌「飛騨」編集委員。

実家の店の掲載をめぐり「板ばさみ」となった情報誌の仕事

公開日: 更新日:

 11年前から郷里の北九州市が発行する「雲のうえ」という情報誌の制作をしていて、その取材のために帰省をする。仕事とはいえ郷里に帰れるのはやはりうれしく、両親や弟、旧友とも会うのを楽しみにしている。僕の実家の家業はうどん屋で、いまは弟が両親から店を引き継いで経営しているのだが、弟は創刊のときから本が出来上がると店頭に平積みにして、お客たちに配ってくれている。

 この情報誌は、毎号ワンテーマで市役所が集めた情報をもとに取材を行い、市内外に無料で配布していて、これまで市内の工場、市場、食堂、山、学校、酒場、ラーメン屋などを特集してきた。なかなか人気で、特集によっては3万部ほど刷ったものがあっという間になくなってしまう。

 いまから5年前の秋に、うどんの特集をすることになったときのこと。公共の仕事であるから私利を追求してはならぬと、実家の店を取材リストから外すことにした。一応、店の創業者である父にそのことを伝えると、当然そうすべきだと納得してくれた。ところが、母と弟は違った。

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