加来耕三
著者のコラム一覧
加来耕三歴史家・作家

昭和33年、大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科を卒業後、同大学文学部研究員をへて、現在は大学・企業等の講師をつとめながら著作活動を行っている。テレビ・ラジオ等の番組監修・出演などの依頼多数。著書に『加来耕三の戦国武将ここ一番の決断』(滋慶出版/つちや書店)『卑弥呼のサラダ 水戸黄門のラーメン』(ポプラ社)ほか多数。

浄土真宗を巨大な教団に育てた蓮如 一代で親鸞の方法転換

公開日: 更新日:

 戦国最強の宗教集団といえば、織田信長と戦った本願寺第11世・顕如が率いる「浄土真宗(一向宗)」が有名です。この教団を弱小集団から巨大化せしめたのが、3代前の第8代法主・蓮如でした。

 浄土真宗の宗祖の親鸞は、生涯を布教の流浪の中におくり、「弟子一人も持たず」とつぶやいた人物。彼は「悪人正機」という考えで、これをもって新興の布教活動を始めた場合、厳しい迫害を受けると考えました。そのため親鸞は、他宗との軋轢を避け、信者たちにも「領主や地頭、名主らに抵抗せず、信仰の力で耐え忍べ」と戒めています。しかし蓮如は、一代でこの方法を転換させました。

 蓮如は応永22(1415)年、本願寺第7世の存如の長男として生まれました。母親は身分の低い人だったとか。父・存如が正妻の如円を迎えると、この継母にいじめぬかれ、救いを求めるように親鸞教学の研鑽に青春時代を費やします。蓮如は28歳で結婚しますが、それでも部屋住みのままでした。

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