黒田真行
著者のコラム一覧
黒田真行元リクナビNEXT編集長

1965年生まれ。関西大学法学部卒。「リクナビNEXT」編集長、「リクルートドクターズキャリア」取締役などを歴任。2014年、ルーセントドアーズ設立。転職支援サービス「Career Release40」を運営。転職を前提としない中高年のキャリア相談プラットフォーム「Can Will」を開始。著書に「40歳からの『転職格差』 まだ間に合う人、もう手遅れな人」(PHPビジネス新書)など。

年収アップもうつ病に 幸福な転職は「心が満たされるか」

公開日: 更新日:

 サラリーマンにとってキャリアアップを果たし、年収もアップというのが理想的な転職であることは言うまでもない。

 しかし、そこに落とし穴がある。広告系の営業課長として実績を残してきたAさんは、「もっと大きな仕事に挑みたい」と、節目となる35歳を目前に転職活動を始めた。

 そして見つけたのが、同じ広告業界の企業営業部長職だ。書類選考を無事通過し、1次面接も好感触。最終面接はその企業の社長だったが、「営業にとって顧客がいかに大事か」という話で盛り上がり、その場で採用が決まったのだという。

 仕事は同じ業界なので自信あり。直近の実績も良かったことから、年収も700万円から大台の1000万円に。役職も課長から部長へと、絵にかいたようなキャリアアップ転職に本人も大いに喜んだ。

 ところが、勤め始めてみると、前職との大きな違いが行く手を阻んだ。これまでは、顧客に寄り添うことで評価され、何度もリピートしてもらって実績を上げてきた。転職先でも同様の手法で営業をしようとすると社長から「新規顧客こそ大事なのだから、新しい企業を回ってほしい」と言われてしまう。これはAさんにとっては想定外のこと。同じ業界だから自分のやり方が通用すると思い込んでいたのだ。

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