「串タロー」など展開 スターツ社長柴田育男さんの巻<1>

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手打蕎麦ふじや(東京・新宿)

 昨年9月にオープンしたばかりのニューフェースながら、クオリティー高いそばをいただけます。板わさや卵焼きなどで冷酒を飲ってから、もりそばで締めてサッと帰るのが、そば屋の作法といわれますが、そば前がとても充実していて、私のような飲んべえには、たまりません。

 東京に今シーズン最強寒波が襲来した日、お邪魔すると、入り口には「本日の蕎麦」が表示されています。その日は、茨城の常陸秋そばでした。品種を表示する店はよくありますが、生産者の氏名と一緒に生産地を町名まで記しているのは珍しい。ご主人の思い入れの強さがうかがえます。

 寒くても、やっぱりビールからで、生はプレミアムモルツの香るエールが540円。飲み進めるたびに、グラスにエンジェルリングができるのはグラスの洗浄やビールの品質管理が素晴らしい証拠です。お通しのそば味噌も、いい香りで、いいあんばい。

天ぷらは専門店レベル 日本酒は新政NO.6が1000円

 その日のおすすめのメニューを見ると、胡麻寄せ豆腐(550円)、石臼手挽きそばがき(1300円)など、そば屋の定番が並びます。牡蠣や菜の花といった季節の食材も目を引きます。迷った結果、牡蠣返しバター焼き(900円)と菜の花辛子和え(600円)、そして野菜天盛り合わせ(1200円)をオーダーします。

 牡蠣は、男性の指2本分以上の幅があって、大きなぷりぷりが4個。さすがそば屋だけあって、返しがよく、バターの風味も相まって、牡蠣のおいしさを引き立てています。菜の花の苦味といい、ほどよい辛味といい、酒が進みます。

 そうそう、日本酒は20種類ほどあって、400円から。人気の新政のNO・6も1000円。しかも1杯はたっぷりの120ccですから、料理も酒も良心的な値づけです。

 野菜天盛り合わせは、菜の花や山芋、ナス、レンコン、マイタケなど、どれも大ぶりで7つ。ごま油の香りがよく、そば前の天ぷらは超お薦めです。天ぷらは専門店で食べると高くつきますが、この店はそのレベルのものが1200円ですから。もちろん、単品も注文できますから、食の細い方もご安心を。

 肝心のそばは、手挽きで石臼をゆっくりと手で挽いているそうです。太打ちの一本一本をかみしめると、そば本来の風味とウマ味が鼻に抜けていきます。機械挽きでは味わえない、十割の風味でしょう。

 十割と二八がセットの2種が、1000円。これまたコスパがいい。二八の軽い風味との違いをぜひ味わってみてください。

(取材協力・キイストン)

■東京都新宿区西新宿7―21―3 西新宿大京ビル1階 ℡03・5937・4414

▽スターツ 新宿に「串タロー」を6店舗展開するほか、もつ鍋「金太郎」2店なども運営する。

▽しばた・いくお 中央大学を卒業後はセブン―イレブンに入社するも3年で退職。友人の串焼き店で修業し、1985年に目白に「串タロー」をオープン。キャリア35年で1店の退店もない。「契約の問題で目白の店は閉めましたが、退店ではない」

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