大阪の新型コロナ重症者は東京の3倍 異常な増え方はなぜ?
重症者の“基準”は全国で統一されていないということらしい。ただし、厚労省はこう話す。
「人工呼吸器が必要な方、または集中治療を要する方を重症として報告して下さいとお願いしています。それで全国統一されていると思います。中等症については基準はないので、そこは多分バラバラでしょう」(結核感染症課担当者)
実際、厚労省は5月、医療従事者が感染者の重症度を評価する基準を公表している。それによると、重症は「集中治療室に入室あるいは人工呼吸器が必要」とある。大阪の基準は、厚労省の基準と一致している。
東京はどうなのか。感染症対策部の担当者がこう言う。
「人工呼吸器かエクモのどちらかをつけている方を重症者としています。集中治療室ですか? 今はということで、人工呼吸器とエクモと聞いています」
どうやら、東京は集中治療室の患者は“重症”にカウントしていないらしい。もし、集中治療室の患者も“重症”としたら、数字がハネ上がるかも知れない。

















