<2>大規模PCR検査の切り札「プール方式」実験を進めていた

公開日: 更新日:

 7月末、保坂展人区長が打ち出した「世田谷モデル」。行政による検査を有症者や濃厚接触者に限らず、幅広く行う「社会的検査」とするには、劇的な体制拡充が必要で、7月比で10倍の1日当たり3000件を最終目標としている。そのための切り札が「プール方式」。世田谷区は実証実験を経て、10月から導入する計画だった。

  ◇  ◇  ◇

 9月7日の定例会見で保坂区長は「検査が広がらない理由の一つがコストだが、プール方式を採用すれば明らかにコストは下がる。正確性の担保について東大先端研で実験を繰り返している」と語った。

 社会的検査を区に進言したのは東大先端科学技術研究センターの児玉龍彦名誉教授。プール方式は先端研で継続的に実験が行われ、厚労省でも研究が続いている。

 プール方式は一人一人検査するのではなく、複数の検体を一度に検査する方法。例えば、4人から採取した検体を混合して検査をし、陽性が出たら、改めて個別に検査する。陰性になれば1度の検査で4人分の結果が分かるので、検査件数を劇的に増やすことができ、コストダウンにもつながる。医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏が言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    (2)日本の新幹線は「世界で最も安全で最高の技術」と、値引きに一切耳を貸さず

    (2)日本の新幹線は「世界で最も安全で最高の技術」と、値引きに一切耳を貸さず

  2. 2
    退社発表の日テレ桝太一アナに「やっぱりね」の声 隠しきれなかった博識エピソード

    退社発表の日テレ桝太一アナに「やっぱりね」の声 隠しきれなかった博識エピソード

  3. 3
    欧州で広がる“ステルスオミクロン株”すでに日本でも…間髪入れず2月「第7波」の可能性

    欧州で広がる“ステルスオミクロン株”すでに日本でも…間髪入れず2月「第7波」の可能性

  4. 4
    和田アキ子が冠番組で大ポカ…晩節汚し石田純一の二の舞に

    和田アキ子が冠番組で大ポカ…晩節汚し石田純一の二の舞に

  5. 5
    石田純一「3億円豪邸」売却で妻・理子にパラサイト…仕事ゼロ、家庭崩壊報道も

    石田純一「3億円豪邸」売却で妻・理子にパラサイト…仕事ゼロ、家庭崩壊報道も

もっと見る

  1. 6
    日ハム清宮は「勝負の5年目」なのにコロナ感染で出遅れ必至…新庄監督はダメならバッサリ

    日ハム清宮は「勝負の5年目」なのにコロナ感染で出遅れ必至…新庄監督はダメならバッサリ

  2. 7
    秋篠宮さま側近が「悠仁さま進学先報道」に苦言の波紋…皇族もネットニュース閲覧

    秋篠宮さま側近が「悠仁さま進学先報道」に苦言の波紋…皇族もネットニュース閲覧

  3. 8
    池袋ラブホ刺殺事件 プータロー兄弟が「パパ活」殺人犯の逃走を手助けした理由

    池袋ラブホ刺殺事件 プータロー兄弟が「パパ活」殺人犯の逃走を手助けした理由

  4. 9
    “奇跡の53歳”中島史恵 本人史上「一番キワどい!」DVD発売 根強い人気のウラにプロ根性

    “奇跡の53歳”中島史恵 本人史上「一番キワどい!」DVD発売 根強い人気のウラにプロ根性

  5. 10
    (1)車両更新交渉破談! 日本企業連合はコロナ禍に“アポなし渡台”で門前払い

    (1)車両更新交渉破談! 日本企業連合はコロナ禍に“アポなし渡台”で門前払い