<71>帰国前夜にコカインで「さよならパーティー」した勝新

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 1991(平成3)年5月11日、羽田に向かう中華航空機内で即席の会見を開いた勝新太郎は、支離滅裂な発言で報道陣を困惑させた。ビール片手の会見でろれつが回らない様子を見て、「かなり酔っている」と受け止めた記者は多かったようだが、実際は違っていた。

「これは秘密中の秘密なんだけど、帰国の予定が狂ったのが悪かったんだな。どういう理由なのか詳しくは分からないんだけど、チケットの都合で出発が1日延びたんだよ。そのスポッと空いた日、俺は勝さんと会ってないんだけど、帰るって決まってから『絶対にクスリはやらないでくださいね』ってくぎを刺してたんだ。『そんなバカじゃねえよ』『俺を信用しろよ』って言うから、そうだよな、バカじゃないもんなって安心してたんだ。でも、前日にやっちゃったんだよ」

 牛次郎はもちろん違法薬物を服用したことはないし、勝が服用している姿も、薬物そのものも、一度も見たことはなかった。勝がクスリをやっている時は1人でベッドルームに横になっていて、だれとも会わなかったという。正体をなくした姿を見せるのは、相手に失礼だと考えていたそうだ。

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