コロナ対策で漢方薬を求める人が増加 薬剤師が挙げる3つは
東京・大塚で漢方薬局「氣生薬局」を開く久保田佳代さんの元には、新型コロナウイルス感染拡大が報道されるようになった昨年春以降、「コロナか風邪か迷ったときのために、漢方薬を用意しておきたい」という相談が増えたという。
「東洋医学的見地では、新型コロナウイルスに対して、湿の性質が強く、毒の性質から熱化(発熱・炎症)しやすいことから、『化湿』と『清熱解毒』の治療法が有効だと考えられています。湿が体に害を与えるものに変化した『湿邪』を汗や尿として排泄し、熱を鎮める寒・涼性の生薬で熱毒の邪を除くのです」(久保田さん=以下同)
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