上昌広
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上昌広医療ガバナンス研究所 理事長

1968年兵庫県生まれ。内科医。東京大学医学部卒。虎の門病院や国立がん研究センター中央病院で臨床研究に従事。2005年から16年まで東京大学医科学研究所で、先端医療社会コミュニケーションシステムを主宰し、医療ガバナンスを研究。16年から現職。

感染者が少ないのに経済が深刻という最悪 カギはPCR検査だ

公開日: 更新日:

 内科医の私は、日常診療の傍ら、日本の医療体制についても研究している。ご縁があって、連載の機会をいただいた。初回は、日本の新型コロナウイルス(以下コロナ)対策の妥当性について論じたい。

 コロナ対策の主たる目的は感染者を減らし、経済活動を維持することだ。人口当たりの感染者数と国内総生産(GDP)を用いれば国際比較が可能になる。

 まずは日本だ。2020年の人口10万人当たりの感染者は186人、GDP対前年比はマイナス4・8%だった。前年の2019年のGDPは0・3%の増加だったから、差し引きマイナス5・1%の影響とみなすことができる。本稿では、この値を「GDP変化率」と定義する。

 諸外国はどうだろうか。政府は「日本型モデルの成功」などと自画自賛してきた。たしかに、欧米と比べ、日本の感染者は少ない。人口10万人当たりの感染者数は、米6033人、仏4102人、英3677人、伊3485人、独2101人だ。日本の11・3~32・4倍である。

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