夏樹久視
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夏樹久視作家

1947年東京生まれ。週刊誌アンカー、紀行作家、料理評論家などを経て推理作家に。別名で執筆の多くの作品が話題を呼びTVドラマ化。母親の認知症を機に、65歳でヘルパー2級の資格を取得、約5年間、デイサービスでの就業を経験する。紀行文、料理本、ミステリーなど著書多数。日本推理作家協会員。

今は時給950円 その15倍稼いだ頃の話に花を咲かせていると

公開日: 更新日:
「あの頃」は、この街でよく遊んだ(C)日刊ゲンダイ

 遅番のある日、出版業界時代の友人と久しぶりに会い、ファミレスでランチした。

「いまや、時給950円のパートタイマー」

 自嘲を込めて言う。30年以上前、僕が仕事をしていた週刊誌の原稿料は1ページ1万5000円だった。1ページ書くのに約1時間。2ページで3万円、3ペー…

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【連載】73歳・デイサービス従業員 哀愁の日々

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