安倍元首相「下村議連」最高顧問に就任 遠のく“ポスト岸田”に高市政調会長はガッカリ

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 国会近くの憲政記念館で19日、「教育立国推進協議会」という超党派議員連盟の設立総会が開かれた。自民、立憲民主、公明、維新、国民民主などから180人が入会、民間からも250人が参加という大議連が発足した。

 会長は下村博文元文科相。安倍晋三元首相、野田佳彦元首相、山口那津男公明党代表の3人の最高顧問のうち、総会には安倍元首相が出席して「教育は国の礎」などと挨拶した。議連では、今年6月までの通常国会中に政府や関係機関へ提言したいとしている。

「実はこの議連、文教族が大勢集まって、超党派の勉強会となっていますが、中心は自民党の清和会(安倍派)で、裏の目的もあって発足した。安倍さんに『高市推し』を諦めさせようというものです」(自民党関係者)

 つまり、こういうことだ。

 昨年9月の自民党総裁選で、安倍元首相は高市早苗政調会長を全面支援した。その勢いのまま、清和会の会長に就いた安倍元首相は、無派閥の高市氏を清和会に再入会させ、自派の総裁候補に引き立てようとしていた。ところが、清和会内部が抵抗し、頓挫。さらに清和会の幹部らが「高市NO」を明確に意思表示するため、昨年から下村氏を会長とした議連立ち上げの準備をしてきたのだという。下村議連会長は、高市氏に対する“当て馬”としての「清和会総裁候補」というわけだ。そして安倍元首相は、下村氏が会長となった議連の最高顧問を引き受けた。

「こんなはずじゃなかった」

 高市氏は昨年12月に出演したテレビ番組で、「安倍派になったら帰れるかなと思っていたが、お誘いもない」とボヤいていた。安倍元首相も計画を断念したのか。

「安倍さんは下村議連の最高顧問に就き、高市さんについては『白旗』を揚げたということでしょう。派閥の領袖になったはいいが、自分の思い通りの派閥運営ができていない。『こんなはずじゃなかった』という状況です」(前出の自民党関係者)

 ま、だからといって世論に人気のない下村氏が総裁候補では、清和会はお寒い状況。安倍元首相のことだから「やっぱり私が再々登板するしかない」とか言い出しかねない。

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