岸田自民楽勝のはずが接戦に…最終盤“重点テコ入れ”16選挙区が参院選を左右する
7.10参院選は投開票日まであと4日。激しい当落争いの接戦区がどんどん増え、最終盤に向け各党がフル回転だ。自民党は10選挙区程度が激戦だとして集中的に幹部を投入しているが、これら“重点区”の行方が選挙結果を大きく左右しそうだ。
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自民の重点区はどこなのか。メディア各社の報道で挙げられている選挙区が不思議とバラバラだったが、「実は明確な重点区は指定していない。重点区にならなかった選挙区が『党はウチを見捨てたのか』と疑心暗鬼になったり、逆に『ウチはもう大丈夫なんだ』と緩んでしまったりするので」(自民党関係者)ということらしい。それだけ接戦となっている激戦区が多いという事情もあるのだろう。
自民は複数区(改選定数)では北海道と京都をテコ入れする。
2人擁立している北海道(3人区)は1人は当確だが、もう1人は現状、劣勢の4番手。京都(2人区)は自民候補が先行しているはずだったが、立憲と維新に追い上げられ、三つ巴状態になっている。