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佐藤智教育ライター

2月17日発売の「10万人以上を指導した 中学受験塾 SAPIXだから知っている 頭のいい子が家でやっていること」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)が好評発売中。他著書に「公立中高一貫校選び 後悔しないための20のチェックポイント」(同)など。

子どもが「国語ができるようになる」目からうろこの読み聞かせ術

公開日: 更新日:

「知らない言葉が出てきたら、すぐに辞書を引く」は正解?

 読書には語彙を増やす効用があるといわれていますが、より効果的なのは「知らない言葉は一度立ち止まって意味を考える」という類推する習慣を取り入れることです。「知らない言葉が出てきたら、すぐに辞書を引きなさい」と教えられた方も多いと思います。しかし、国定先生は「辞書を引く前にいったん想像する経験を挟むこと」が大切だといいます。

〈想像したあとに、辞書を引いて、「あ、当たった」と答え合わせをします。一度立ち止まって考えることで、わからなかった言葉の印象が強くなり、記憶が定着しやすくなります。そして、言葉の意味を想像する経験を重ねることで、類推する力もつけていくことができるのです。子どもに言葉の意味を聞かれた際は、すぐに教えないで言葉の意味を考えるようにうながしましょう〉

 子どもに「この言葉の意味を教えて」と聞かれたら、「それってどういう意味だと思う?」と逆に質問し、最後に一緒に調べてみるという方法もよいでしょう。 (つづく)

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