野良ではないのに? 薬塗布済みの購入猫に耳ダニが発生したケース

公開日: 更新日:

 フィラリアやノミなどの予防に加え、遅れてヒゼンダニの駆除も効能に追加されたことで、ブリーダーが事前に提携する獣医にこの薬を塗布してもらってから、販売されることが増えたのだと思います。その話をよく聞きますから。

 では、なぜ効能のある薬が塗布されながら耳ダニが寄生したのか。薬の塗布と販売のタイミングがネックです。

 レボリューションの薬効持続期間は、およそ1カ月。この間に販売されて飼い主が受診したとしても、耳ダニは確認できないことが多い。ところが、ダニの卵には効能がなく、皮膚の中に卵が産みつけられた上、薬効持続期間を超えて孵化すると、耳ダニが発生してしまうのです。

 今回のケースでは、耳ダニが見落とされたことで、マラセチア菌に効能を持つ点耳薬が使われました。このタイプには、ステロイド系消炎剤が含まれる合剤も多数あります。それを耳ダニに使用すると、症状が悪化するのです。別の獣医師が診たときは本当にダニがいなかったのかもしれませんが、飼い主さんの購入経緯の確認だけで「ダニはいない」と思い込んでいたとしたら、ちょっと残念です。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒