年末年始の親戚の集まり、結婚、子供…嫌な話題から角を立てず逃れる方法

公開日: 更新日:

はぐらかしたとバレないように

 ここでのポイントは2つ。1つ目は聞かれたことにはあやふやに答えてから連想ゲームであがった候補に話をスライドさせていくこと。

「あなた、もういい年齢じゃない? 結婚の話とか持ち上がったりしてるの?」

「そうそう、結婚といえば芸能人の〇〇さんが結婚しましたよね」と会話を続けると、明らかにはぐらかしたのがバレバレです。そうなると、相手の心の中には「無視された」「はぐらかされた」「答えなかった」という印象ばかりが残ってしまいます。こうなると相手はそこに執着してきます。

 これだけは避けたい!! そこで「結婚ですか……なかなか思ったようには……ねぇ」などとはさみ、「そういえば……」と話題を変えるのです。

 ポイントの2つ目は、最後は相手のことを聞いてあげることです。つまりは相手にブーメランのように聞き返すのです。たとえば結婚のことを聞かれたのなら、聞いてきた人の結婚式の話や馴れ初めの話を聞いてみましょう。相手のことを根掘り葉掘り聞く人に限って、自分のことを話したがらないことも多いものです。そうすれば、そこで会話は終了します。めでたし、めでたし。

 万一、延々と自分のことを話して来たら? その時は内心面倒くさいなぁと思っても、笑顔で相手の話をさも興味があるような素振りで聞いてあげましょう。たしかに延々と話を聞くのは苦痛かもしれませんが、それでも自分の言いたいくないことをズバズバと芸能リポーターのように聞かれるよりは、はるかにマシですよね。ニコニコと話を聞いてあげると意外と相手も好意的に接してくれるようになるかもしれませんよ。

 ◇  ◇  ◇

▽桑山元(くわやま・げん)早稲田大学教育学部を卒業後、興亜火災海上保険株式会社(現・損保ジャパン)に新入社員代表として入社。本社にて短期資金運用担当者、メインバンク本店担当部署で法人営業を経験。退社後は、声優養成所を経て、ニュースに特化したコントグループ「ザ・ニュースペーパー」に19年間所属。2022年、ザ・ニュースペーパーを退団し、講師に転身。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ブラタモリ」抜擢の桑子真帆アナ “金髪チャラ系”の大学時代

  2. 2

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  3. 3

    大の里、豊昇龍の両横綱も戦々恐々…「新怪物」加入で躍進止まらぬ伊勢ケ浜部屋の巨大戦力

  4. 4

    82歳で死去の橋幸夫さんが日刊ゲンダイに語っていた「佐川急便事件」と「統一教会」のバッシング報道

  5. 5

    星野監督は中村武志さんを張り倒した直後、3ランを打った隣の俺にも鉄拳制裁…メチャクチャ痛かった

  1. 6

    御三家の生き残り舟木一夫の“傷だらけの人生”と、兄貴分だった故・橋幸夫さんも太鼓判のサバイバル術

  2. 7

    小祝さくらは「加齢の影響」漏らしていた…ツアー6週連続欠場の深刻度

  3. 8

    (1)身内すらも“監視し欺く”情報統制…機密流出犯には厳罰、まるで落合博満監督のよう

  4. 9

    元幕内照強の“しょっぱい犯罪”に角界も呆れた…トラブル多数現役時代の「ヤンチャ」な素顔

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋