能登半島地震でビル倒壊の衝撃 「耐震性はマンションより弱い」と専門家、旧基準はさらに危険

公開日: 更新日:

 能登地方を襲ったマグニチュード7.6、最大震度7の地震で、石川県では9日までに202人の死者が確認されている。

 東日本大震災以降、初めて大津波警報が発令されたほか、この地震では数多くの家屋が倒壊、焼失しているが、衝撃的だったのが7階建てのビルの倒壊だ。

 輪島塗や朝市で知られる輪島市の目抜き通りに面した輪島塗の会社のビルが根元から横倒れになり、隣の木造飲食店兼住居に覆いかぶさった。

 ビルとがれきの中に取り残されていた女性は3日、心肺停止状態で運び出されて、死亡が確認された。

「ビルは一見、堅牢そうに見えますが、オフィス空間を広く取る間取りのため、ミツバチの巣のように住戸が細かく配置され、壁や柱が多いマンションに比べて耐震上弱いとも言えます。特に1982年5月末以前に認可を得て建てられた旧耐震基準のものはより重大な耐震上の問題を抱えている可能性が高いのです。旧耐震でも耐震診断をして耐震補強していれば、大きな地震でも建物が全壊するようなことは避けられたかもしれません」(不動産アナリスト・長谷川高氏)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    嶋基宏は一時期ノイローゼ状態になっていた...心ここにあらずで、魂が抜けた状態に

  4. 4

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 5

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  1. 6

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  2. 7

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 8

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 9

    居酒屋倒産が過去最多ペース 客離れの背景にある「飲み放題5000円」の壁

  5. 10

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に