「生きづらさから解放されたいなら、他者を肯定する力を身に付けることです」

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 私たちの行動の背景には、無意識レベルで“信じているもの”がある。

 そうした事柄や価値観を「信念」と置き換えたとき、「人間の行動は、その信念によって左右される」と話すのは、ライフサポートクリニックの山下悠毅医師だ。

 人前で話すことが苦手だと思うのは、苦手と信じるに値する経験があったから。過去5回にわたってどうすれば信念を書き換え、劣等感や生きづらさから解放されるかを説明してきた。

「人は誰かと比較をして、自分がどんな存在であるかを信じています。しかし、他人との比較だけで自分を見つめると、やがて苦しくなります。なぜなら上には上がいますし、人は必ず老いるからです。確かに、誰かと比較することで向上心が生まれることもあるでしょう。ですが、自分よりも上の人に憧れている人は、自分よりも下の人をバカにしている可能性もあるわけです」

 では、どうすればいいのか。

「『人は人、自分は自分──』。そうした信念を育むことが大切です。そして、そのために必要なことは、他者を肯定する力を身に付けることです」

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