著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

悠仁さま「東大合格」の逆風になりかねない宮内庁“3年前の痛恨ミス”…トンボ論文の信頼性に影響も

公開日: 更新日:

東大への推薦入学を目指す上でトンボ論文が悠仁さまに大きな武器になるのは確かだとしても、宮内庁のミスが足を引っ張るかもしれない」

 悠仁さまの大学選びのタイムリミットが迫る中、懸念を口にするのは同庁のOB。昨年11月に国立科学博物館の学術出版物に発表した論文「赤坂御用地のトンボ相」は調査に10年以上かけた力作。「推薦合格には研究の実績が求められるが、そのハードルをはるかに超える出来」(東大理系教授)と評される。ただ、悠仁さまが1人で仕上げたものではなく、3人の共同論文であり、それをどう判断するかの問題は残っている。悠仁さまが筆頭執筆者ながら、3番目に名を連ねる国立科学博物館研究主幹の清拓哉氏はトンボ分野の第一人者だ。

「推薦で東大を目指す生徒からは公平ではないとの声も出ている」と話すのは個別指導塾経営者。推薦枠で難関大を狙う受験者が増え、塾に専門のセクションを設けた。

「強力なブレーンがついている悠仁さまに対し、同じ土俵で競っているのか、疑念を持つ生徒も少なくない」という塾経営者の言葉に前出の宮内庁OBは「トンボに関し、悠仁さまの実力は国内トップクラス」と反論する。悠仁さまを含めた研究グループはこの8月に京都で開かれる世界最高権威の「国際昆虫学会議」でポスター発表することが決まっている。テーマは「皇居のトンボ相」。5人のメンバーで構成され、筆頭は前出の清氏。悠仁さまは2番目に名前が記されている。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」