夏休み到来! 我が子をテレビやゲーム、YouTube漬けにしない「割と簡単にできる方法」

公開日: 更新日:

 ついに小学生・中学生の夏休みがやってきた。多くの親が頭を悩ませているのは、YouTube、テレビ、ゲームといった動画メディアと子供の接し方だろう。低学年のうちは学童に行ってくれていた子供も、中学年、高学年になるにつれて、学童に行くことを嫌がることも。それでも友達同士で勝手に遊んでくれればいいが、毎日とは行かないし、サマースクールや民間学童はお金もそれなりにかかる。そうなると、おのずと家にいる時間が多くなり、気がつけば、一日中テレビを見ている…なんてこともザラ。夏休みの間、どのように子供のテレビ、YouTube、ゲームと付き合えばいいのだろうか。

■子供が動画に「依存」しているのか「楽しみの一つ」なのかを見極める

 特定非営利活動法人「子どもとメディア」の山田眞理子代表理事に話を聞いた。山田氏は幼児教育と心理の専門家で、医療機関「こころころころクリニック」のメディア依存外来で相談も受け持っている。

「私は一概に動画メディアが悪いとは思っていませんが、子供が動画メディアとどう付き合うのかはとても重要だと考えております。動画メディアを見ることが子供の楽しみの一つになっていればいいのですが、"動画メディアしか"楽しみがなく、逃げ場になっていたら要注意。まずは、子供が単に動画メディアが好きなのか、それとも依存しているのかを知る必要性があります。単に動画メディアが"楽しみの一つ"であれば、他に楽しいことや好きなことが見つかると、そっちに行くことができる。しかし、依存になると、失敗や、嫌なことが忘れられる依存先になってしまう。他に楽しいことが見つけられず、安心する場所が、そこしかなくなってしまうのです」

 つまり、"依存"と"好き"の見極めが最初のステップとして重要だということ。続けて、山田氏はこう提案する。

「ここで一番重要なのは、夏休みに入る前に一度、嫌なことも嬉しいことも話したいんだよねって、お子さんとの時間を作ること。そこで吐き出させないと、逃げ場所がメディアになってしまう傾向が強いのです。動画メディア依存に陥っているお子さんは、親子関係がつまずいていることも多いんですね」

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    草間リチャード敬太容疑者が逮捕…コンビニバイトと掛け持ちの苦労人だったが横山裕のセレクトに難あり?

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  4. 4

    俺と巨人ガルベスの大乱闘の一部始終…落合博満さんのヘッドロックには気を失いかけた

  5. 5

    マエケンの「DeNA入り」が急浮上! 古巣広島まさかのNO、巨人はマー君が足かせで動けず

  1. 6

    まさかの故障で失意の最中「お前はラッキー」…トシさんの言葉がなければ今の俺はいない

  2. 7

    DeNA次期監督候補に谷繁元信氏が浮上…南場智子オーナーのイチオシ、本人も願ったりかなったり

  3. 8

    米倉涼子の"体調問題"が各界に波紋…空白の1カ月間に一体何が? ドラマ降板情報も

  4. 9

    参政党の党勢拡大に早くも陰り…「聖地」加賀市で“親密”現職市長が惨敗落選の波乱

  5. 10

    公明党が「自民との連立離脱も辞さず」の背景…まさかの“国政撤退”もあり得る深刻事情