3階建ての居酒屋で面接…急階段を300往復と聞いて「無理だ」と断念
せっかく来たので飲食業界について質問した。やはり新型コロナの影響が大きいという。
「コロナのせいで家飲みする人が増え、居酒屋もお客さんは減りました。おまけに2軒、3軒と飲み歩いていたお客さんが1軒で終えて電車で帰るようになった。深夜タクシーの運転手もお客がいなくて泣いてますよ」
「今後、飲食業界の景気が元に戻ることはないでしょう。頑張ってもコロナ前の8割。良くて9割じゃないですかね」と結論づけた。
長年、包丁を握りつづけている人の言葉だけに説得力がある。
高校を辞めて割烹店に勤め、かなり厳しく指導されたという。
「若いころは料理長によく殴られました。奥歯が2本抜けたこともありますよ」
あれこれと質問する私にだんだん苛立ってきたようで、「うーん」とうなりながら深いため息をつくようになった。
「どうします。履歴書を預かりますか? それとも持ち帰りますか?」
私は魔の階段を安全に上り下りする自信がないうえに、杉崎氏の雰囲気に気おされて「持ち帰ります」と答えた。2日後、この店の運営会社から丁寧な不採用通知が届いた。
(林山翔平)
■関連記事
-
知らないと怖い! AIとネット社会の落とし穴 タイムズカーで免許証画像146万件、ヤマトでは購入履歴も流出…あなたの個人情報を守る「7つの自衛策」
-
知らないと怖い! AIとネット社会の落とし穴 GMOで顧客情報流出やFX不正取引、熊谷正寿社長が涙の謝罪も…セキュリティーの研究者が指摘する「本当の問題点」
-
世のオジサンたちが佳子さまに期待する「婚活ファッション」など余計なお世話 ご本人の装いににじむ社会へのメッセージこそ至高
-
年金不安時代を生きるワーキングシニアの懊悩 パチンコの景品交換所はシニアに人気の仕事 元ホワイトカラーが辞めない理由とは?
-
瓶ビールが似合う 安らぎのレトロ酒場 「諸星」(神奈川・新子安)酒屋から約100年 コロナ禍で生まれた「もつのにこみ」の新しい食べ方
-
もぎたて海外仰天ニュース 運転手急病のスクールバスに飛び乗り車両止める! 監視カメラが捉えていた米ミネソタ州での劇的救助の一部始終




















