台風や地震…災害時のペットとの避難の心得とケア、自宅待機と避難所どうする?

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 避難の際はペットシーツとウエットティッシュをケースに入れておくと便利です。ペットフードなどの準備は当面、2日分を。ペット関連の支援物資は大体、3、4日目に配給されることが多い傾向です。「それでは足りない」と思うかもしれませんが、ペット関連を充実させると飼い主の分が不足しますし、何より重く、ペットもヒトも必要十分の用意は無理でしょう。フードについてはペットショップで配布している小袋サンプルをストックしておくとよいと思います。

 自治体のサイトでハザードマップを確認。イザというときの安全なエリアを把握すると同時に、ペットを受け入れてくれる避難所を必ず調べておくことが大切です。NGの避難所では、ペット嫌いの人とトラブルになりやすいです。

 東日本大震災のとき、ペット可の避難所ではホワイトボードにフードの配布日などの情報が記されました。また、飼い主さんとはぐれたペットの所在を伝えたのもホワイトボードでした。

 被災直後は役所が機能不全になるため、マイクロチップがあっても役立つとは限りません。人命優先だからです。ですから、大型犬の避難はリードで同伴スタイルで。鑑札がついているものをリードか首輪につけておくのが無難です。はぐれたとき、その情報がホワイトボードに記されます。

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