新たなマイナ紐付けミス大量発覚…自民総裁候補“神奈川コンビ”それでも「保険証廃止」強行で国民置き去り

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「国民の不安払拭が大前提」──。自民党総裁選(27日投開票)への出馬を断念して以来、すっかり影が薄くなった岸田首相のこの言葉を覚えているだろうか。今年12月2日に強行する現行の保険証の廃止とマイナ保険証への一本化について、国によるマイナンバー情報総点検を引き合いに、そう断言していた。

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■長野県が独自点検

 ところが、だ。総点検が終了した昨年12月から9カ月経ち、不安に拍車をかける事態が生じている。

 長野県が10日、独自に実施したマイナンバー情報の総点検で、9つの事務で計60件の紐付けミスが新たに判明したと発表。県は国の指示による総点検で1件のミスが発覚したことを受け、マイナンバーの紐付けを行うすべての事務に対象範囲を広げ、約24万4000件を独自に調べていた。

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