「俺も…」シニアモデル業界活況、面接を受けるも高額の「入所費用」が必要だった
なるほど。タダではタレントになれないのだ。
個別の面接が始まった。別室に呼ばれ、床に描かれた「×」印の上に立つと1枚の紙を渡された。ワープロ打ちの「こんにちは。久しぶりですねぇ」というセリフを読むよう指示される。私は演劇の経験は皆無で、人前でセリフを読むのは小学校の学芸会以来だ。日常会話の要領で読んでみたところ、佐山さんは「とてもお上手。声も魅力的です。本当に初めてですか?」とべた褒めだ。
彼女によると50代、60代になり「未知の分野に挑戦したい」「自分を表現したい」という応募者が多いそうだ。
「きちんとセリフをしゃべってお仕事を続けられるかどうかは、初めてお会いしたときの雰囲気で分かります」
この仕事に向いているのはコミュニケーション能力にたけ、物事をポジティブに考えられる人とのこと。「初めてですが頑張ります!」とチャレンジ精神を発揮する人がクライアントに歓迎されるそうだ。
CMなどに起用してもらうにはオーディションを受けるが、その際の交通費は原則として自己負担。エキストラの場合、出演料は数千円。それでも喜んで出演する人がいるという。
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