「俺も…」シニアモデル業界活況、面接を受けるも高額の「入所費用」が必要だった

公開日: 更新日:

 レッスン料込みの入所費用の金額を聞いたが「個人の力量に応じて違います。合格してからお伝えします」とはぐらかされてしまった。

 市場が100兆円というのは、シニアモデルがCM出演する健康器具や薬品などの市場規模を合算した数字だ。100兆円が全国のシニアモデルたちに分配されるわけではない。

 現在この事務所に登録しているシニアのタレントは400人。

「その中に年間に100万円とか200万円稼ぐ人はいますか?」と質問すると、「え~っと……そうですねえ……。100%いないとは言い切れません。まあ、一獲千金を狙うよりも地道に仕事をこなしていただければと……」。

 佐山さんの答えは歯切れが悪い。100万円プレーヤーはいないようだ。

 というわけで、あれこれ質問したせいか、私に「合格」の通知は届かなかった。

 気になるのは入所時の費用。後日ネットで調べたら、他社のサイトに「初期費用は30万円」と書かれていた。30万円払っても、ギャラは数千~数万円だろう。それでも「俺はタレントだ」と自己満足に浸れるなら安い買い物かもしれない。 =つづく

(林山翔平)

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも